2015年① セブンイレブンでSIMカード購入

自分のスマホはSIMフリーなので、現地でプリペイドSIMを買って、台湾でそのまま使うつもりでやって来た。旅程なども全部スマホにメモしてある。

LCCで深夜3:30に到着したので、桃園空港の携帯電話会社は開いていない。いつもは、日中に到着するので携帯電話会社のカウンターでプリペイドSIMを買っているが、こんな時間なのでどこも閉まっている。空港での購入は諦め、台湾のセブンイレブンで購入できるプリペイドSIM「7-mobile」を利用することにした。とりあえずバスで台北市内へ向かう。バスの本数は少ないもののLCCの普及で夜中でも空港から台北市内にバスで移動できる。ありがたいこと。

早朝5:00に台北駅の近くに到着した。近くのセブンイレブンで、「7-mobile」のパンフレットが置いてあったので、それを店員に見せて、在庫があるかどうか聞いてみたが「No」と言われた。プリペイドSIMは諦め、飛行機でよく眠れなかったので、台北駅近くのネットカフェに入り10:00まで仮眠をした。

起きて、ネットカフェを10:30に出てプリペイドSIMを探すことにした。台湾のキャリアである「中華電信」「遠傳電信」のショップは11:00開店で、それまで時間がある。キャリアで申し込むのではなく、今回は7-mobileが使えることをどうしても確かめたかった。セブンイレブンを探しまくり、5店目ぐらいか、駅から5分以上離れたところでようやく見つかった。でも、ここからが大変だった。






男性の店員にMicroSIMかどうか聞かれ、SIMのパッケージをいろいろ見せられた。nanoSIMや1ヶ月間単位で契約するものなどがあったが、実際にパッケージを見せられると、選びやすい。でも、ここから女の店員に代わった。






台湾のセブンイレブンには、Loppiのような「ibon」という端末がある。これで個人情報の入力や自分の顔写真の撮影、身分証のスキャンをして、SIMカードをアクティベートするらしい。このお姉さん、親切に端末を操作してくれるのだが、とっても雑なのである。タッチパネルのボタンをよく見ないで押すから、すぐ間違えて先に進めない。パスポートや運転免許証(身分証は2つ必要。日本の運転免許証でもOK)をスキャンするときも、パスポートの顔写真がある面を裏返しにする。下側がガラス面ならまだしも、明らかに下側からは読み取る構造になっていない。端末のカメラに向かって顔写真を撮るときも、お姉さんが映ったままボタンを押す。このお姉さんがなんでこんなにせっかちなのか最後までよく分からなかった。こんなので、審査が通るかわからなかったが、2時間後に使えるようになると説明され、それだけはよく分かったので、待つことにした。







 



2時間後。画面上側にあるアンテナピクトのアイコンはずっと3本立っているが、一向にネットに繋がらない。日本ではアイコンに「3G」「LTE」などの文字が出るのだが、出ていないので繋がっていない。
仕方ないので7-mobileのサポートセンタに電話で問い合わせをすることにした。ちなみに私は中国語検定3級を持っているので、中国語でちょっとした会話ぐらいはできるが、台湾の人と電話で話したことはない。

恐る恐る電話をしてみた。まず、中国語で「私は日本人です。中国語は話せません。プリペイドSIMを買った。電話が繋がらない。」と言ってみた。それは通じたみたいだが、向こうが何を言っているのか分からなかった。サポートセンタのオペレータが英語も話せる人に代わり、「activate」という単語が聞こえたので、手続きが出来ていないことが分かった。あと、2時間かかると言われたので、観光しながら2時間待ってみた。

さらに2時間経ったが、ネットに繋がらない。もう16:00を過ぎていた。新北市の瑞芳という街にいた。またサポートセンタに電話をしてみた。すぐに日本語ができるオペレータに代わった。セブンイレブンに行ってくださいとのこと。¥瑞芳駅前のセブンイレブンがあり、店員さんに電話を渡すと、店員さんはすぐに状況が分かったようだ。どうやら、ibon端末でしっかり身分証明書がスキャンできなかったので、もう一度端末でスキャンしてくれということだった。店員さんに、パスポートと運転免許証のスキャンをお願いすると、30分以内に開通するということだった。店員さんにお礼をして、瑞芳の露店でから揚げを買い食いして、台北駅に戻る電車に乗った。




電車の車内でそろそろアクティベートが完了しているころだろうと、ネットにつなげてみたが、繋がらない。もう一度サポートセンタに電話をすると、アクティベートは完了していると言われた。「繋がらない」と言ったが、それ以上コミュニケーションが出来そうになかったので、電話を切った。そこで思い出したようにスマホを再起動してみると繋がった。繋がるまで6時間以上かかった。

教訓。台北駅近くのセブンイレブンのお姉さんには悪いが、間違っているときは、頼むのを止めて素直に断ろう。