開通したばかりの淡海ライトレールに乗車
新しい淡海ライトレールに乗車
2019年1月。開通したばかりの淡海ライトレール(淡海軽軌)に乗るため淡水へ。
ライトレールは簡単に言えば「路面電車」です。普通の電車と比べて、最高速度が70km/hと遅く、車両は小さく、専用軌道だけでなく車道も走るのが特徴で、車両が軽いことから「ライトレール」と定義されています。淡海ライトレールの車両は、低床で、鮮やかな水色が目を引き、丸みを帯びていて美しいです。
今回開通した緑山線は、MRT淡水信義線の紅樹林駅と郊外の崁頂駅を結ぶ全長約7キロの路線です。私が乗った2019年1月は、開業1ヶ月以内の措置で料金が無料だったので、紅樹林駅には多くの人が並び、ホームに入るまで20分ぐらい待ちとなりました。
始発の紅樹林駅からしばらく高架区間を走り、途中から地上の道路区間を走ります。道路区間は中央の専用軌道を走りますが、交差点を横切る時は信号機に従い停止するところがやっぱり路面電車です。終点までの10駅、ゆっくり25分かけて走ります。
それぞれの駅に、台湾では絵本作家として有名な幾米(ジミー)がデザインした楽しいオブジェが設置されています。駅自体が美術館のようで駅に来るだけでも楽しいです。
ライトレールの終着駅、崁頂駅はまだ何もないところでした。沿線は点々とマンションが建ちはじめている段階で、歩いているを人をほとんど見かけず、いかにもこれから発展しそうな街でした。

Ubikeで淡水散策
帰りは、レンタサイクルの「Ubike」で散策することに。Ubike は街中にしかないと思っていたら郊外の観光地にもあるんですね。交通機関の少ない場所では行動範囲が広がるので重宝します。自転車で10分ぐらい走り「漁人碼頭」へ。夕日が綺麗でロマンチックらしいのですが、ひとり旅には関係ありませんね。昼間でもカップルがたくさんいました。淡海ライトレールは最終的には、漁人碼頭まで繋がるそうです。


「海風餐廳」で海鮮料理
淡水は海が近いので海鮮料理が食べたくなり、駅まで戻りネットで検索、比較的駅に近い海鮮食堂「海風餐廳」で昼食にしました。客引きのおばちゃんがいたり、エビなどの魚介類などが入った水槽が店先にあったりと、いかにも地元の食堂という感じのお店です。店に入るとすぐに着席できました。ランチの時間はとっくに過ぎていたにもかかわらず、お店は賑わっていました。活気のある店は美味しいはずです。
注文したのは、揚げたカニを玉ねぎと炒めた「炒螃蟹」690元と、エビのすり身の揚げ物の「炸蝦卷」180元。
本当はチャーハンや他の料理も食べたかったけど、日本語の話せる店のおばちゃんに量が多いと止められ、泣く泣く断念。カニの値段が高かったので、日本円で3000円以上もする高額なランチになってしまいました。
カニは、揚げてあるのでちょっと油っぽいけど、味付けが美味しくて絶品です。日本人にも合う味です。身がしっかりついていて食べ甲斐があります。玉ねぎとの相性もよかったです。エビの揚げ物の方は普通かな。油ものを2つ頼んだので、食べ切れませんでした。ひとり旅は自由気ままでいいけど、食べられる品数に制約があるのが難点ですね。
店名 | 海風餐廳 |
住所 | 新北市淡水區中正路17號 |
アクセス | MRT淡水信義線(R28) 淡水駅 徒歩9分(650m) |
営業時間 | 10:00~20:30 |
定休日 | 水曜 |
HP | Facebook TripAdviser |
※情報は当時のものです。各自でご確認の上お出掛けください。