東京中華学校の春節祭に




東京・千代田区の四ツ谷駅近くに「東京中華学校」という学校があります。在日台湾人の小中高校生たちが主に通う私立の学校です。生徒数は220人ぐらいの比較的小さめの学校です。この東京中華学校で毎年春節の時期になると「春節祭」が開催されます。どんなイベントなのか、よく知らないまま初めて参加してみました。

「春節」とは旧暦のお正月のことで、中華圏では新暦の1月1日よりも旧暦の春節の方が断然盛り上がります。東京中華学校の春節祭は、一般の人にも開放されているので誰でも参加することが出来ます。もちろん無料です。私のように、台湾人でも学校関係者でもない一般の日本人もこもたくさん来ていたみたいです。はじめて台湾の学校の内部に入った感想としては、校舎は普通の学校と何も変わらないように見えましたが、体育館に入ると、中華民国の国旗や中華民国の国父である孫文の大きな写真が飾ってあり、改めて台湾の学校であると感じました。

イベントは、校庭での校長先生のお話しではじまり、続いて生徒たちによる台湾の伝統的な獅子舞「舞龍舞獅」の踊りが行われます。シンバルと太鼓が奏でる独特のリズムに乗せ、広い校庭を使ってダイナミックに踊る獅子舞は見ごたえ充分です。台湾のお正月気分が味わえます。





獅子舞が終わると、イベントは校舎の中へと移ります。体育館(講堂)のステージでは生徒たちによる演奏や踊りなどの発表が行われます。久々に学校に来たので子供のころの懐かしい気分になりました。ステージでは一日中、何かの演目が演じられているので飽きることはありません。廊下には生徒たちが書いた作文などが展示してあります。私は時間の都合で最後まで見ることはできませんでしたが、イベントの終わりに抽選会もあったようです。私はよく見なかったのですが、

また、体育館の中にくさんの屋台が出ます。これは予想外でした。しかも、麻婆丼、焼き小籠包、魯肉飯、葱油餅、豆乳など、夜市でおなじみの本格的な台湾屋台料理ばかりです。東京都内の台湾料理店からの出店もあり、本場の台湾料理は500円ぐらいの値段で味わうことが出来ました。もっとリーズナブルな価格で出している屋台もありました。私が食べたものは下の写真で見てください。

日本にいながらにして異国台湾の雰囲気と台湾グルメが味わえ、一日中楽しめるお祭りでした。誰でも気軽に参加できるので、台湾が好きな方にはおすすめのイベントです。



ここからは食べまくり。まずは麻婆丼。


焼餅と豆乳。




滷肉飯


蔥油餅


焼小籠包(水煎餅)