[番外] 2016年 マカオで陳綺貞のコンサートに参戦しました

「陳綺貞 Acoustic Cheer-ego房間裡的音樂會2016巡迴演唱會 澳門站」

マカオで陳綺貞のコンサートに参加してきました。
海外でライブに行くのは初めてです。ネットでチケットを予約したのですが、中国語でよく分からなく不安なままマカオに乗り込みました。

今年の夏は、台北で陳綺貞の創作展が開催されていたので、マカオの前に台湾に寄っています(創作展の様子は別のブログで報告します)。

台北からマカオへの直行便がなかったので、香港に飛行機で移動。香港からフェリーでマカオに到着。フェリーターミナルを出てすぐのアンダーパスをくぐると、マカオの各カジノホテル行きの送迎バスがずらりと並んでいます。1年前にたまたま旅行でマカオで来ていたので、今回は観光なしでも大丈夫。コンサートのみの弾丸旅行です。 このバスが途中、いろんなホテルに寄るものだからちょっと不安に。30分ぐらいかけてスタジオシティに到着。開場時間の30分前。

スタジオシティには有名な8の字の観覧車があるんだけど、コンサートの時間に間に合わないので泣く泣く諦めることに。
ショッピングモールの中に入ると、超豪華、天井が高い、綺麗、高級店ばかり。


お腹が空いていたので何か食べないと、モールの中の飲食店はどこも行列ばかり。結局、このエッグタルトしか食べられませんでしたが、今まで香港やマカオで食べたエッグタルトの中で一番美味しかった。なめらかでカスタードの風味が強くておいしい。


コンサートの話題に戻ります。チケットはネットで予約したのですが、「eチケット」の意味がよく分からなくて、窓口に行けば引き換えられると思っていました。行けば何とかなるかも。最初、チケット売場に並んで見たけど、カウンターのお姉さんが直接入口に行けみたいなことを英語で説明してくれた。そのまま入場口から入ると、ハンディのスキャナみたいので印刷したバウチャーにレーザーをピッと当てて、終わりでした。これ便利!あと、入口前では、全員カバンチェックされました。撮影機材のチェックかと思いきや、危険物とか液体物のチェックのようだ。入り口でペットボトルの中身を処分させられてる人がたくさんいた。


まだお腹が空いていたので、会場内の売店でホットドッグを購入。私の「ホットドッグ」の発音では通じなかった。

会場に入ると、私の席はアリーナじゃなく、スタンドの中段ぐらい。ステージからの距離は斜めで25メートルぐらいあるかな。これで780MOP(日本円で1万円ちょっと)。
舞台はソファーが2つとブラウン管モニターがある。シンプルな舞台。


開演時間が過ぎてもなかなか始まらず、30分経ってやっと始まった。
1曲目は「讓你想一想」。初期の曲でとっても可愛い。セットリストは一番下を見てください。YouTubeに全曲動画でアップされていました。

知らなかったけど、老師ってMCでいっぱいしゃべるんだね(以下、綺貞のことを老師と呼びます)。老師が喋ると時々笑いが起きる。中国語がほとんどわからないのでちょっと疎外感を感じてしまう。でも仕方ない。陳老師のファンのくせに中国語をちゃんと勉強してないんだから。悔しい~。今度来るときは中国語のレベルをもっとあげなきゃ。

4曲目「沙漏」。物販で売っていたシャカシャカなる「沙鈴」が売っていて(マラカスの棒の部分が無い楽器)、その話題になると、会場のみんなでシャカシャカし始める。結構買ってる人いるんだ。そしてステージ上から老師が若い男の子と女の子を1にんずつ指名して舞台に上げて、1曲歌いあげると二人にハグした(会場から歓声が)。

6曲目「黒眼圏」。この曲も好きだな。1コーラス目はアカペラで。この曲「♪一夜一夜熬出深深黒眼圏~」のところかわいいんだよね。2コーラス目からアコースティックギターをこれでもかってぐらい激しく引きまくる。アコースティックライブなのに激しいんだな。声が可愛いのにかっこいい。このギャップがいいんだ。

9曲目「柏拉圖式的愛情」。突然、老師がステージのギリギリ手前まで来て、ギターを弾き出したかと思うと、スピーカーから音が出ない。ハプニングか?と思ったら歌い出した。おそらく生の声とギターを伝えたかったのだろう。自分の座っている席からも微かに生の声とギターの音が聞こえた。このツアーの「アコースティック」というのはこういうことを意味しているのかも。

ここまで10曲で1時間。急に暗転して中断かと思ったらアナウンスの「二十分鐘」という言葉だけ聞き取れた!ここで20分間を休憩を挟みます。前半は、しっとりと聴く感じでした。

休憩後はピアノのソロでの弾き語りが始まる。
ピアノの次は、再びギターに。加えて、コントラバスみたいな楽器とクラリネットみたいな楽器の2人が演奏に加わる(楽器が違ってたらごめんなさい)。こういうのもいい。

17曲目「self」。この曲はほとんど聞き込んだことはなかったけど、改めていい曲と思った。帰国してからずっと聴いています。

20曲目「旅行的意義」。老師が曲名を告げるとこの日一番の歓声。「♪卻說不出你愛我的原因~」のところからは僕らに歌わせてくれた。コンサートホールの全員で大合唱。嬉しい!この曲をみんなの歌うのが夢がかなってうれしい。これぞマカオに来た旅行的意義です。

24曲目「我親愛的偏執狂」。老師が会場から10名ぐらい指名してステージに上げて歌う。老師が歌っているにもかかわらず、1人の女の子が老師とツーショットの自撮りをはじめる。1回撮り終わると飛び跳ねてはしゃぐものだから、会場からも笑いが(笑)。そのうちステージ上で自撮り大会が始まってしまうのだ。ほほえましい風景だった。

いったん全曲終了。スタンドの観客がワサワサし始めたかと思うと、アリーナにどんどん降りていく。警備、緩いな(笑)。でもなぜかパニックにはならない。老師のファンはみんなお行儀がいいんだね。

会場のみんなで「安可」のコール。これが老師歌迷の有名な安可なのか(笑)。自分も安可に参加できて感動。そして老師が再び登場すると、絶叫に近い歓声があがる。

アンコールの曲は「偶然與巧合」。この曲もゆったり歌い上げる感じが好きだな。最後、アリーナで聞けてよかった。1曲でステージから再び下がり、再び安可のコールをするも、終演を告げるアナウンスの声が。すると、一斉に会場のファンは諦めて帰り出すのでした。こういうのも日本と同じなんですね。

時計を見ると23時半。たっぷり楽しませてもらいました。予約した23:45のフェリーの時間には間に合わなかったけど。送迎バスは、ひっきりなしに来るから安心でした。


(01) 讓我想一想
(02) 越洋電話
(03) 夜遊
(04) 沙漏
(05) 失敗者的飛翷
(06) 黑眼圈
(07) 每天都是一種練習
(08) 52赫茲
(09) 柏拉圖式的愛情
(10) 太陽

※休憩

(11) 序曲:時間的歌
(12) 魚
(13) 太聰明
(14) Pussy
(15) Peace & Revolution
(16) 第二性(蔡依林のカバー)
(17) Self
(18) 不應該
(19) 小步舞曲
(20) 旅行的意義
(21) 別送我回家
(22) 你在和一起
(23) 吉他手
(24) 我親愛的偏執狂
(25) after17
(26) 1234567
(27) 普魯斯特行動
(28) 偶然與巧合 ※アンコール