台湾の猫村「猴硐」へ

猫村とは?

台北駅から電車で1時間ほど行った猴硐駅の周辺に「猫村」と呼ばれる集落があります。猫は100匹以上もいるといわれています。
もともと猴硐は炭鉱町で、ネズミ取りの目的でたくさんの猫が飼われていましたが、炭鉱の閉山とともに集落は寂れ、猫たちも行き場をなくしたそうです。しかし、猫が多く暮らす集落としてどこからともなく観光客が集まり、いつしか「猫村」と呼ばれるようになりました。集落側も猫たちとともに積極的に「村おこし」を行い、今では台湾や世界中から猫好きが集まる集落になりました。猫村は集落の中で暮らす猫たちと猫好きを結ぶ素敵な場所です。




猫村の行き方

台北駅から電車で猴硐駅を目指します。
台北駅から乗換なしで60分で猴硐駅まで行くことができます。猴硐駅には「自強號」などの優等列車はほとんど止まりません。宜蘭・花蓮方面の行きの「區間車」という各駅停車に乗ります。
1つ手前の瑞芳駅(ルイファン駅)で降りて猫バス(猫公車)に乗って猴硐駅まで行く方法もあります。猫バスと言っても、猫のイラストがラッピングされている普通の路線バスです。瑞芳駅からバスは1時間に1本ぐらい出ています。基隆客運というバス会社の808系統のバスです。瑞芳駅から14個目のバス停「猴硐火車站」で降ります。路線図はこちら 基隆客運ホームページ です。



いざ猫村へ

猴硐駅の改札口を出るとそこは2階なので、1階には降りず、そのまま跨線橋(屋根付き)を渡って駅の反対側(西側)に行ってください。跨線橋でも猫に会える可能性あります。跨線橋を渡りきると猫村です。天気さえ悪くなければ猫たちがいるはずです。

猫村は山の斜面に民家が点在しています。坂道が多いです。山の斜面の路地や民家の軒先で猫に会うことが出来ます。100匹ぐらいいると言われています。塀の上で寝ている猫がいたり、子猫は飛び跳ねて遊んでいます。写真を撮るもよし、猫たちに語り掛けてもよし。ここでは自由に猫と戯れることができます。楽しい時間を過ごしてください。
山沿いに建つ古い民家の中には、おみやげを売る民家もあり、民家を改装したカフェも増えつつあります。

キャットフードは、猴硐駅の東側(猫村と反対側)の店で買えます。買う場合は駅の改札口を出た後、1階に降りてください。

民家には一般の人が暮らしています。家の中を覗いたり騒いだりしないよう、マナーを守り楽しい旅行にしてくださいね。

猴硐駅周辺の見所

炭鉱の遺構があります。駅の東側に出ると、炭鉱博物館、おみやげ屋、軽食屋(アイスやかき氷、麺類などが数店)、日用品店(猫餌あり)があります。炭鉱博物館は無料です。炭鉱に関する展示スペースになっています。それほど広くは無いので全てを見ても時間はかかりません。炭鉱博物館に併設のカフェがあり食事もできます。カフェには猫が出入りしているみたいです。炭鉱博物館の手前にある広場にも猫がうろうろしています。炭鉱博物館の裏手に川が流れており、橋を渡ると日本統治時代の神社が残っています。

おみやげも充実

駅の建物と駅の外でおみやげを買うことができます。

駅の改札口を出て、駅舎の1階と2階に小さな売店があります。ポストカード、キーホルダーなどあらゆる猫グッズがあります。食べ物系のおみやげは駅構内にはありません。

駅の改札口を出て1階に降り、炭鉱博物館へ向かうまでの間におみやげ屋さんが2件あります。恐らくここでしか買えない「猫型のパイナップルケーキ」もあります。箱入りで個包装もされているのでバラまきのおみやげにも適しています。猫以外の食べ物系のおみやげもあります。